「転生したらスライムだった件」なろう版と書籍版の違い

転スラのネタバレオンリーです。書籍5巻以降のなろう版との違いを扱っています。

転スラ キャラ別 なろうと書籍の相違点 リムル様

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イングラシアでショッピング。なろうでもあったシーン。

 

※完全ネタバレです。自己責任で。

 

今回はアニメ2期冒頭になるであろう5巻から、なるべく時系列通りに我らのリムル様の足跡を(周りで起こった事象)を絡めて追ってみました。

 

・イングラシア王都近郊にてヒナタに襲われ、分身体を使ってなんとか敗走する。

(首都リムルでファルムス国の異世界人3人との戦いが始まったが、2つの結界などによって弱体化した魔物たちはシオンをはじめ100名の犠牲者を出す。ファルムスはジュラの森への侵攻を宣戦布告)

(ユーザラニアに突然ミリムが現れカリオンを倒し首都が壊滅)

・偶然居合わせたミョルマイル他、プルムンドや近郊の商人、冒険者たちを転移魔法で安全に送ったあと、シオンらの死に自分の決めたルール(人間を傷つけてはいけない)が要因のひとつだったこともあり数日間を一人悲嘆にくれた。

・知らせを聞いて駆けつけたエレンから自国に伝わる「ある少女(ミリム)が魔王になった」話を聞かされる。その中に魔王になれば死者が生き返る可能性がある事を知る。

リムルは魔王になる事を決め、魔王覚醒に必要な大量の魂を獲得するため一人でファルムス軍を壊滅させる事を決意。二度と戦争にならないようヨウムにファルムスの国王を目指すように希望し快諾を受けるとリムルはファルムス2万の兵士を虐殺した。

(生き残ったラーゼン達の捕獲のために悪魔、のちのディアブロを召喚。弱体化結界を張った装置はベニマルらによって破壊。省吾ら異世界人3人も死亡)

・魔王に覚醒。大賢者が智彗之王(ラファエル)に進化。死んだシオンらが生き返る。

・大賢者が進化した事により「無限牢獄」の解析が終了。ヴェルドラが復活。

(獣王国より避難民が到着する)

・ドワルゴン、プルムンド、サリオン、ユーザラニアら関係各国との会談。当面はファルムス侵攻やミリムの獣王国壊滅に関わる魔王クレイマン打倒を目指す事になった。

・会議中にラミリスがベレッタとともに乱入。魔王が集まる「魔王たちの宴」の開催が決定し、新しく魔王を名乗ったリムルへの対処も議題に上がっていると忠告に来たのだ。リムルはラミリスに自ら参加を希望し承諾を受ける。そして、ユーザラニアに侵攻するクレイマン軍をテンペスト・獣王国連合で迎え撃ち、秘密裏に手薄になったクレイマンの居城の陥落を決定する。連合軍を見送り、ファルムス攻略にディアブロヨウムらが旅立った後にリムルはラミリスと従者(シオン、ランガ、ベレッタ、トレイニー)とともに「魔王達の宴」へ。

・「魔王達の宴」にてクレイマンによって支配(されてるフリ)のミリムと対峙。途中で乱入してきたヴェルドラにミリムの相手を任せる。リムルは土壇場で覚醒したクレイマンをあっさり倒す。生死不明だったカリオンも無事、ミリムも洗脳されておらずユーザラニアでも勝利、クレイマンの居城も陥落、リムル軍の大勝利となった。

・クレイマン死亡、カリオン、フレイの魔王辞退で8人になった魔王はリムルを含め「八星魔王」と名乗り世界へ発表された。(命名はリムルw)

 

・ヒナタとの和解。詳しくは 「対聖騎士戦」参照

 

・リムル、ルミナス、ヒナタで協定を結ぶ。これにより西方教会と和解。

・ラミリスのテンペスト移住が確定。地下100階層にヴェルドラが住む事になった。

・ミョルマイルを財務担当にスカウト。

 

・お祭り騒ぎ!詳しくは 「開国祭」参照。

 

・マサユキも加わり地下迷宮本格始動。

・ヴェルドラ、ミリム、ラミリスと地下迷宮用に憑依出来るアバターモンスターを作成。正直反則。

・イングラシアにて西方諸国評議会に参加。ロッゾ一族のミューゼ侯爵がイングラシアのエルリック王子をそそのかして小国を買収。テンペストの参加を否決させる企ても自然に過半数突破で参加が可決され軍権も移譲される。思惑と違い怒ったエルリックは騎士団団長ライナーと書籍ではお馴染みのお騒がせ男ガイを呼び込む。しかしライナーはヒナタ、ガイはシュナの女性勢に一蹴された。ミューゼはさらにマリアベルの命令によりエルリック暗殺を実行、罪をリムルに擦り付ける手はずだったが失敗。暗殺実行し失敗したグレンダをソウエイが捕獲。事情聴取中にグレンダにかかった呪縛を解除して仲間に。ロッゾ一族の情報を聞き出す。

・ミリムやカガリらとジスターヴの遺跡探索へ。順調に探索中にマリアベルや彼女に操られた(ふりの)ユウキ、ミリムのかつての友達カオスドラゴンらが襲ってきた。リムルはマリアベルとともに襲ってきた魔人化したガイを一蹴し、ユウキも退けた。逃げるマリアベルを正気に戻った(ふりの)ユウキに任せ(結果マリアベルはユウキに殺される)ミリムとともに暴走するカオスドラゴンを犠似魂(ミュウランを助けたときにも使用)に魂を移し小さいドラゴンとして生まれ変わらせ暴走を止めた。リムルがガイヤと名づける。ガイヤにとってミリムは母、父親はもちろんリムル。

・魔王ディーノが居候に転がり込む。ラミリスの下でベスターの手伝いをする。

テスタロッサ、カレラ、ウルティマ合流。テンペストが戦力で間違いなく世界一になった瞬間。

 

・中盤最大のクライマックス!詳しくは 「西方動乱」その1その2参照。

 

・クロエ、ヒナタを囲んでレオン、ルミナスと情報の共有、今後の事を会議。ギィが途中で乱入してくる。のちにラミリス、ディーノも現れ6人の魔王が揃った。※ヴェルドラもいる。

・ギィが東に逃げるユウキ一派を捕獲。手コマとして帝国で地位を築きクーデターを起こすと約束したと告げる。ギィはロッゾ一族が滅びた西側をリムルに託した。

・西の裏の組織「三賢酔」をエルメシア、ミョルマイルと結成。表の頭ボスにグレンダ就任。他の2人は元緑の使途ジラードとアイン。

・ガドラと弟子であるシンジたち帝国側の異世界人3人がテンペストに亡命。

 

・帝国戦開始。司令室でベニマルとともに観戦。最終殲滅戦に参加部隊を送り込んでベニマルと2人になった所をバーニィとジウが裏切り襲い掛かってきた。ベニマルとクロエがそれぞれを討ち取った。 帝国戦はこちらも参照。

転スラ 13巻 なろうと書籍の相違点 - 「転生したらスライムだった件」なろう版と書籍版の違い

・死亡した帝国軍94万中70万を蘇らせる。

 

・配下9体を自分と同格の魔王級に覚醒させる。

・ギィから魂を貰う(奪う?)ミザリー、レインを魔王級に覚醒させる。

・今度はこちらから攻撃とばかりにクーデターに乗じてユウキと合流し帝国本体を叩く作戦を決定するも、ユウキの腹心であるラムダラが国王側のスパイと判明、帝国にヴェルグリンドがいる事も解かり頓挫。ユウキと計画の見直しをするため会う事にしてラプラスが案内役に再び現れる。ラプラスとともにユウキの元に向かうメンバーも決め、残りはドワルゴン東側で待機しているユウキの兵6万と合流し帝国に向かう手はずだった。

ラプラスが慌てて現れユウキたちが帝国近衛の襲撃を受けたとティアから連絡があったと告げた。続けてドワルゴンのアンディエッタから東にヴェルグリンドが現れユウキの兵とヴェルグリンドの戦闘が始まったと連絡が入った。モニターでドワルゴン東を映す。そこにはなすすべなくヴェルグリンドに蹂躙されていくユウキの兵士たちの姿が。

そして近藤に支配されたティアやフットマン達も仲間に攻撃している。さらにカガリも自我を失い魔王カザリームの真骨頂、禁術「妖死冥生」を行っていた。ラプラス達を作り上げた術法、遺体から上位魔人を作る術だ。その光景を見たラプラスは「ワイの仲間はもう終わりや」と肩を落とす。「お前だけでも無事でよかったじゃん」とリムル。「カガリさんも死んだわけじゃない、ユウキも戦ってるだろう。さっさと助けに行こうぜ」。リムルや因縁浅からぬベニマルたちに「ボスや会長たちを助けたいんや。ワイを手伝って下さい。」深々と頭を下げるラプラス。予定通り帝国に向かうことになった。

ラプラスの転移魔法がルドラによって干渉され別空間へ。目の前にルドラとヴェルグリンド。ヴェルグリンドは能力によって自分を3体同時に出現出来た。1体はドワルゴン東で悪魔3人娘らを圧倒。もう1体は地下迷宮を破壊しヴェルドラを誘い出す事に成功していた。ルドラはリムルたちをこの空間に残し消えた。テンペストには分身体を戻し本来の姿になったヴェルグリンドに近藤、ルドラまでもが現れヴェルドラすら敵の支配下に落ちていった。

 

リムル様激おこで14巻が終りました。14巻のラプラスとの幹部用食堂での下りは大好きです。いつも責任転嫁、丸投げ、仲間を信用せず現実逃避、それでいて結果オーライのまさにダメ人間のリムル様が時たま見せるカッコ良さ。そんなシーンでした。たまに見せるからカッコ良く感じてしまうのかもですね。一冊に二回くらいはありますよねw魔王級に覚醒し精霊に近い生命体に進化したベニマルが食欲もあり睡眠欲もあり、さらに性欲もあると聞いて驚愕するリムル様も素敵です。

それと道化連。なろうでは生き残ったラプラス、ティアだけが仲間になり(一派では生き残ったのはマイだけ)番外編で3人とも活躍しますが、書籍ではうまくいくとカガリを含め全員が合流する可能性がありますね。カガリさんはどう支配されても「レオン憎し」は今さら感感じるほど心境が変化してますし、ユウキに精神への干渉はされてないし、なにより、主人公が助けるって約束しましたからね。。近衛に囲まれ仲間を助けられない絶望の中で近藤に支配されちゃったカガリさん、傷をおった実直な大男のトルネオットを見た目は幼女のアリアが担いで必至に逃げる。なんかユウキ一派がどんどん愛しくなってきました。なろうみたいな結末はちょっと嫌ですかね。

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問題の近藤中尉。まずこの人どうにかしないと話が進みませんねw