「転生したらスライムだった件」なろう版と書籍版の違い

転スラのネタバレオンリーです。書籍5巻以降のなろう版との違いを扱っています。

転スラ 15巻 なろうと書籍の相違点

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※完全ネタバレです、自己責任で。

 

ここにきてボリューミーな内容になった15巻。まったく予想はハズれw

今回初登場キャラはベールに包まれた帝国近衛の3~6位、補充要員(?)とグラディムの部下三将の3人。誰がなろうに出ていて出ていないか(名前が違うのか?)などまったく記憶にないw作者曰く、登場キャラ数が過去最高だそうです。

今回はなろうでは回収していなかったいくつかの気になる伏線が回収されています。そして今回は隙あればヴェルグリンド。様々なシーンで彼女が登場します。いったい何番目なのか・・・・・。

まず14巻でリムルが帝国に出発→「夢幻要塞」に閉じ込められた頃に何が起こっていたか、から序盤が始まります。

 

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この2人もついに参戦。 

 

魔国地下迷宮上空。突然現れたヴェルグリンドに戦々恐々。現在迷宮にはヴェルドラ、ラミリス、ベレッタ、トレイニー他樹妖精たち、カリス(元イフリート)などがいたが竜種相手にはコマ不足。エースのゼギオンをはじめアピト、クマラ、アダルマンたちは進化の眠りから目が覚めず、ガドラ老師はドワルゴンの援軍へ。十傑で動けるのは4体の竜王だけだった。「ヴェルドラ出てきなさい!」「師匠が狙いならアタシたち関係ない」(ラミリス)など呑気にしていたのも難攻不落の迷宮の中だからこそ・・。って、ヴェルグリンドさんの一撃で上層部が大破。被害は50階層まで。意を決してヴェルドラがお姉さんと対峙する。かくして壮大な怪獣・・・姉弟ケンカが始まる。

同じころドワルゴンの面々は東側でヴェルグリンド(!?)と対峙していた。ガゼルはじめバーン、ドルフ、アンリエッタ、ジェーンおばあちゃんまで終結。魔国からガビルと飛竜衆、ゴブアが指揮する紅炎衆、魔王の守護巨像に乗ったガドラ老師、悪魔3人娘、ハクロウが援軍として駆け付け命がけの戦いが始まった。

テスタロッサ、カレラ、ウルティマ vs ヴェルグリンド。

ガドラ vs ヴェルグリンド。(!?) 

ガゼル、ハクロウ、アゲーラ vs 近藤  、 ガビル、ペガサスナイト、紅炎衆他 vs 近衛他

ゴブアとフォビオ君がイチャチャ・・・いちゃつくなよwてかフォビオ君なんでいるの?wそして因縁あるティア、フットマンと対峙。ソ-カ、ヴェイロン、ゾンダvsマルコ(ヴェイロン、ソーカのタッグが激熱)ティアは体が戦っていても自我を残し「ごめんね、アタイをとめて!」とバーンやフォビオに嘆願。フォビオには「お兄さんゴメンね」と利用した事を謝罪。「うるせえ!オレの黒歴史を思い出させるな!」

劣勢をしいられた戦いは唐突にヴェルグリンド、近藤らが戦線離脱。代わりにイングラシア方面に向かっていた魔獣軍団を乗せた空挺がヴェルグリンドによって転移し参戦。戦いはまだまだ続く・・・。

一方、分身体をまとめてもヴェルドラが圧倒する魔国のヴェルグリンド戦。近藤、ルドラの能力によりついにヴェルドラが捕獲されてしまう。精神支配を察知したヴェルドラはリムルに害が及ばぬように自ら「魂の回路」を切断した。

そんな事はつゆ知らず激おこ中のリムル様。予想通りあっさり脱出w地下迷宮上空に転移した。そして悪魔召喚。上空に超巨大な魔法陣が出現。町を守護するヴェノムと100名を除く600名の黒色軍団が終結。なんとこの場で3人娘を魔王に覚醒させた。祝福を受ける配下ともども「寝るなよ?」の無茶ぶり。かくしてリムルはヴェルグリンドと対峙する事になった。

そしてついに「智慧之王」(元大賢者)に「シェル」と名付け。ここからシェルさん無双が始まる。ヴェルグリンド、ヴェルドラの竜種2体相手でも超余裕。ヴェルドラと意思疎通した後はヴェルグリンドを結界に封じてヴェルドラを食う。怒るヴェルグリンド(ここはなろうと同じ)ただしなろうと違いリムルは竜種になってしまったw竜魔粘性星神体(アルティメットスライム)になったそうです。wヴェルグリンドもなんか怒ってるので食った。リムルの中でヴェルドラがうまく話してくれればいいけど・・・。

 

一方ドワルゴン東側。悪魔組がみんな行っちゃってあきらかな戦力ダウン中。

ガゼル、ガビルvsグラディム、バラガ。ソーカvsナジム、ガドラ老師vsゴウザリン。

グラディムは配下を魔獣化させ5000もの完全魔獣が誕生、1万もの犠牲を払ったが・・・。魔獣化せず暴走してるものも1万いる。圧倒的な戦力差の中で苦戦を強いられていたが援軍がやってきた。スフィアら獣王戦士団をひきつれてカリオンが、双翼ら天翔衆を連れたフレイが参戦。カリオンは腹違いの兄弟であるグラディム、フレイは双子の姉妹であるナジムの相手をする事になった。カリオン、フレイが覚醒し、ガビルがアルテミットスキルを手に入れ、ガドラ老師がなんか若返った上に悪魔族(しかも新種の金属性悪魔族・メタルデーモン)になっちゃってアルテミットスキルも当然のように習得、遅ればせながらラプラスも参戦しここでの戦いは辛くも勝利する。

 

一方皇帝旗艦の甲板にて。

アゲーラ、エスプリ、ゾンダvsガルシア(序列5位)、シオンvsミナザ(序列6位、蟲型魔人)、ヴェイロンvsマルコ(序列8位)、ソウエイvsガードナー(序列4位)、ウルテイマvsダムラダ、カレラvs近藤、テスタロッサvsヴェルグリンド。魔国軍全勝。全員アルテミットスキル獲得。それなりに苦戦していますけど完勝。

 

一方、カガリ救出に向かったラプラスの前に新たな敵妖魔王フェルドウェイ登場。ここに(リムルの戦いを見学してサボってた)ディアブロが合流。不利に感じたフェルドウェイはカガリ、ティア、ユウキらを回収して離脱してしまった。救出失敗。肩を落とすラプラス

 

ヴェルグリンドがルドラの支配下にあった事が確定。リムルと魂の回路を繋ぐ。ヴェルグリンドも進化しアルテミットスキル獲得!(!?)すでにルドラは自分のスキルであるミカエルに侵食されていた。ミカエルとフェルドウェイの目指すものはひとつ。ヴェルダナーヴァの復活。両軍疲労が大きいため一旦お互い引く形で終戦した。

 

帝国戦が終了しました。13巻がリムルたちのターン、14巻が帝国のターン、そして15巻はリムルたちのターンでした。

そして今回出番が一番多かったヴェルグリンドさんが早くもお役御免となりました。そしてマサユキの謎がハッキリ解明しましたね。ここは言ってはいけないと自分の良心が・・・。ついでにアゲーラも過去の記憶を思い出しました。さらに近藤も同じ流派でしたw

 

今回は当面の敵と目的が確定しました。すべての黒幕と思われてた近藤すらミカエルに支配されていたので近藤が死んでも支配は解除されませんでした。これはヤバい?仲間フラグが立ったティア以外、カガリさんやフットマン、マイ達はこのまま敵として戦う事になりそう。なろう通りですね。ならユウキは?ダムラダはユウキはミカエル(ルドラ)に支配されてる状態だと言ってましたが果たしてどうなんでしょう?今のままじゃただのさん下止まりwそんなはずはありませんね。それとラプラス、がんばれ。16巻ではまたシレっとリムルの配下に混じってるんだろうなぁ・・・w

書籍の良い所は配下どうしの絡みが多い所。大活躍だったガビルとガドラ老師は絡みまくってたし、ベニマルとテスタロッサの絡みも多かった。ソウエイとエスプリとかも。ゾンダにツッコみまくるエスプリも良かった。残念だったのはゴブタの出番がマジでなかった。ランガが起きない限り出番ないかなぁと思ってましたがランガが起きなかったw

あとディーノ。生きてる?なんか出番逃してない?リムル帰って来てるよ?いつ動くの?ミナザが残した「蟲魔王」というフレーズも含めて天魔大戦前にもう一波乱ありそう?

15巻で魔王級に覚醒したのは悪魔3人娘とカリオン、フレイ。絶賛魔王級出血サービス中。見せ場タップリのガドラ老師もなんか悪魔になっちゃったwしかもディアブロの眷属なんですねw死んだ事をなかった事にするガビルのアルテミットスキルも凄いですが、ガドラのスキルもリムルの魔法全貰いとか凄すぎる。なろうでは強さすら良く解らなかった存在だったのに悪魔公級になるとか反則です。

 

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ヴェルグリンドお姉さん、お美しい。