「転生したらスライムだった件」なろう版と書籍版の違い

転スラのネタバレオンリーです。書籍5巻以降のなろう版との違いを扱っています。

書籍17巻までに立ち位置がなろうと変わった人々 その1(なのか?)

※完全ネタバレです。自己責任で。

 

17巻までになろうと立場が変わったキャラをまとめてみましょう。当然なろうにも出ていたキャラ限定です。グレンダのように登場しても初出のように設定変わってるキャラも外します(キリがないので・・・w)

 

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ウサギっ娘フラメアさんに(コーラに)酔ってグチるマサユキさん

・勇者マサユキ

今や東の帝国新皇帝です。なろうでは考えられない大出世です。

ガドラの「陛下に似ておる」というなろうと同じ始まりからリムルの「そんな似てるの?」という疑問が「バーニィとジユはなんでマサユキとパーティ組んでた

の?」あたりから確信に変わり魂の本質をヴェルグリ姐さんが見極め確定にいたりました。なろうでは盲目的にマサユキを慕ってるパーティーでしたが、書籍ではマサユキの護衛のために身分を隠して加わっていたバーニィ、ジユ、異世界転移後すぐに仲間になったジンライ、その全員がマサユキが強くない事を知っていた。その事実にマサユキ君は恥ずかしいやらなんやら・・・。帝国戦以降はあまり登場しなかったマサユキ君も書籍では重責を負わされまだまだ活躍の場がありそうです。

 

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・クロエ・オベール

レオンの幼馴染でシズの教え子でかつて勇者だった少女(なんのこっちゃw)。

なろうからの変更は開国祭後にテンペストに移住しリムルの庇護下に入った事。それにより誘拐やヒナタ、レオンと戦うユウキの中盤の見せ場がすっぱりカット。ユウキは間接的に関与してるとはいえ、勇者覚醒やループのいきさつも仕掛けたのはグランベルロッソに変更。なろうに比べてクロエはリムルの元で呑気に過ごす事になりました。帝国戦や妖魔の迷宮進行に参戦するなどクロノアとして戦う場面は増えました。クロエの改編がユウキのモブ化を加速させている感じですかねw

 

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・ルミナス・バレンタイン

なろうと違い主要キャラ入りしたルミナス。最初の魔王達の宴で代役を立てていたり当初から違いがあったキャラ。ヴェルドラとの戯れ(ケンカするほど・・・ね?)も多くなり聖騎士戦での七曜への粛清、開国祭参加。そして音楽交流をリムルに持ち掛けて間接的に中盤最大の見せ場となる西方動乱の引き金を引く形になった。

なろうでは最後のダグリュールとの一戦で獲得する究極スキルもグランベルロッゾ戦で獲得。ヒナタ、クロエの因果もすべて知る人物として描かれている。だいたいダグリュールの因縁もひとつの歴史としてクロエの記憶があるだけだし。

ルミナスの改編もユウキのモブ化に一躍買っている。なにせクロノアの棺盗むの失敗してるし(てか最初の魔王達の宴当時は存在すら知らない、実際盗めるのは西方動乱の時。しかもグランベルロッソにそそのかされて、そしてすぐ手放すことにw)、聖騎士戦も仕掛けたのはグランベルロッソでユウキは無関与。ユウキ・・・。

 

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・皇帝エルメシア・エルリュ・サリオン

ルミナスとともに出番マシマシの彼女。エレンの伯母にあたり、なろうでは開国祭あたりでちょっと登場するモブキャラ。そんな彼女も書籍ではがっつりリムルの理解者として大活躍する。初対面の開国祭にてリムルをロッゾ一族の陰謀から救い、北方の対悪魔戦にリムルの要請で魔法船団を派遣、そのさいに旧知のレオンに助言したり。リムルとともに三賢酔を結成したり、飲み友達としてリムちゃん、エルちゃんと呼び合う仲になったり。かつてはギィとも戦った疑惑もある女帝。リムルの良いお姉さんポジのキャラになっています。

 

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・ガドラ老師

調子の良い食わせ物。強いのか弱いのか(弱くはないか)わからない。なろうではそんなキャラながら情勢を読む力に優れた油断ならない人物という印象でした。

書籍でも性格は同じです、が、現在の書籍での彼の種族は金属性悪魔族、メタルデーモンです。新種の悪魔です。人間ではありません。ここでもシェルさんがやらかしました。眷属としてはディアブロの黒、漆黒のブラックメタルボディのおじいちゃんになりました。

そして究極スキルもお持ちです。「魔道之書」リムルの魔法(シェルさんが管理する魔法)全部貰いのスキルです・・・。リムルは配下のアーツ(技)やスキルを魔法化して獲得してるのでその恩恵は計り知れない・・てかいつの間にか(というよりとっくに)リムルと魂の回路が繋がっていたらしいです。アダルマンといいガドラといい魔法オタクの仙人級の人間は名づけされなくても配下になると自力で魂繋げちゃうんですねwとりあえず書籍のガドラは悪魔公クラスになり迷宮十傑の名にはじない強さを手に入れています。現在はヨウムがおさめるファルメナスにて最終決戦にそなえて待機中。という事はファルメナスも戦場になりそうですね。アダルマン達もここに向かいそうだし。

 

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・蟲女王アピト

なろうより早いミリム来襲以前に書籍で登場したアピト。ゼギオンとともにリムルに助けられ配下に加わった。アピトの外見から「ハチミツ集められる?」「はい!」という会話から名づけされ後に街を救う事になる「ハチミツ」を誕生させた。(もともとハチミツは人が食べる機会なかっただけであったけどねw)。トレイニーの受肉のさいにトレントの集落を訪れたラミリスがアピトとゼギオンの種族に気が付き驚く描写なども加筆されている。書籍では聖人の力を残すヒナタに弟子入りしたり。そんなアピト。クマラに対抗意識があるためなのかリムルに9体の眷属である蟲型魔人たちの名づけをおねだりした。ゼロワン、レイジ、レミ、レヨン、レム、レゴ、レナ、レッパ、レック。

助けられた時にリムルが自分の細胞を分け与えたために早くから魂の回路がつながりシェル(当時ラファエル)さんの魔改造を受けながらゼギオンは成功、アピトは失敗、なんて言われてしまったアピトさんですが蟲女王としての面目躍如となりました。ちなみにアピトの元に足しげく通っているアルノーさん。果たして人間と蟲型魔人の恋の行方は?(恋じゃない?)。

 

他には

・カリオン、フレイが真なる魔王に覚醒。

・カリギュリオは捕虜の間に悪魔公並みの強さを取り戻す。

 

大きく「立場」が変わったキャラに絞りましたが、ほとんどのキャラがなろうとは

違う道を進んでいます。