「転生したらスライムだった件」なろう版と書籍版の違い

転スラのネタバレオンリーです。書籍5巻以降のなろう版との違いを扱っています。

転スラ 15巻 感想

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レオンの悪名のいくつかはカレラのせいだと暴露されました。

 

※完全ネタバレです、自己責任で。

 

単話ずつ買ってる「魔物の国の歩き方」の最新36話がさっき更新されて買ってみたら短かっwまぁフラメアの父娘初絡みで面白かったからいいんですけど。「どうも、上司のリムルです」には笑った・・・。フラメアはリムル直下の部下だからねw

 

と、書籍15巻。相違点でも書きましたが14巻でリムルが行動してる時に他の場所で何が起こっていたかから始まりました。描かれないかなと思ってた部分が詳細に描かれて多くのキャラが活躍の場を与えられて良かった感じですね。

15巻は集計2、3日しかないなかで週間書籍売り上げで1位、9月月間ラノベでも1位と14巻からさらなるヒットとなりました。アニメの影響は大きいですね。

ツイッターで検索してみるとweb版(なろう)との違いに驚く方が今回も多くいました。14巻の時も感じたのですが、アニメ見て、続きが知りたくてweb(なろう)読んで、そこからいきなり14巻または15巻を買ったという方がけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか?。

実は15巻は13巻に続き、意外と重要な部分でweb版とクロスする部分が多い巻だったと思います。なので印象としては今回はけっこう「なろう」に近いなと感じました。

6~12巻までなんて大きく違いますから、興味のある方は当ブログを隅から隅まで読んでいただけたら幸いです。(書籍買って読んでいただくのがベストですが・・・)

 

こちらも合わせてお読みください「転スラ 15巻 なろうとの相違点」

 

・灼熱竜対暴風竜

ヴェルグリ姐さんが現れた時の迷宮勢が描かれています。相変わらず賑やかですwなんといってもヴェルドラ。最強なのにいつも強気なのか弱気なのか解からない。ましてや姉2人に対してのトラウマ。ただ、web版と違いすでにもう一人の姉、ヴェルザートに会い手合わせで成長を認められています。我らのヴェルドラさんは成長をヴェルグリ姐さんにも見せられるのか。

 

・絶望の時

ドワルゴン東部の戦いが描かれるなんて思いもしませんでした。web版では活躍の場が与えられなかったガゼル王をはじめドワルゴンの面々に登場のチャンスが回ってきました。そしてweb版にはなかった様々な絡みが。キャラ同士の絡みが好きな自分としては至福の章でありました。ガゼル、アンリエッタ、バーン、悪魔3人娘、ハクロウ、ガビル、ガドラ老師、アゲーラ、ゾンダ、エスプリ、ソーカ、ゴブア、フォビオ。敵としてティア、近藤、もちろんヴェルグリ姐さん。様々なキャラが絡みあいながら激しい戦いを繰り広げ、ヴェルドラvsヴェルグリンドもweb版以上の戦いを見せた。そしてヴェルドラ捕獲が成功したかに思えたのですが・・・・。

 

・解放されし力

色々15巻を予想して唯一当たった事。リムル様、簡単に結界破って生還。いきなりヴェルグリンド達の前に現れ、ここでかいっとツッコんでしまった悪魔召喚門創造。悪魔3人娘まで召喚したらドワルゴン戦力ダウンやんと思いつつリムル様いきなりの全力に歓喜。しかもここで3人娘を魔王級に覚醒させたり智慧乃王さんに名付けしシェルさん爆誕したり。そりゃヴェルドラ解放してヴェルグリ姐さんにも簡単に勝てますわな。

それにしてもずっと気にしていた帝国の情弱っぷり。ルドラやヴェルグリ姐さんはともかく近藤さんすら良くは把握してなかった事が発覚。西側なら広く知れ渡ってるようなことすら知らなそう。ヴェルグリ姐さんなんてヒドいですよねw可哀想になってくる。ルドラはおそらく全盛期で今と違ってたら知る余地あったかもですけどね。

 

・激化する戦場

相違点でも書きましたがガビルとガドラがアルテミットスキルを獲得。14巻で覚醒への興味が沸いていたカリオン、フレイに思いがけず覚醒チャンスが巡ってきた。それにしても援軍に来たのに早々に配下ともども進化の眠りで戦線離脱とか・・w難敵をそれぞれ倒した後だからいいけどね。ドワルゴンの戦い自体がweb版になかった話なので色々新鮮に読む事が出来ました。

 

・八門堅陣

web版にもあった帝国との頂上決戦が元オーガ組みも交えて八問堅陣として描かれました。ここでもそれぞれがアルテミットスキルを獲得。シオンの覚醒とスキルは最終決戦の時だったのでずいぶん早くなりましたね。

 

・皇帝の真実

色々な伏線がweb版より多かったダムラダ、それ以上に強者ぶりが増した近藤が「なろう」通りにウルティマとカレラと対決。ここらへんが同じ流れになるとは思わなかった。カレラの方はネズミの介入がなく完全決着だったのは良かったと思いますが、ちょっと残念な気がします。しかし近藤までも精神干渉を受けていたとは・・・。てかこの話、精神支配多過ぎwもう誰が誰を支配しててもおかしくない。

そして書籍でまた新キャラ登場。妖魔王フェルドウェイ。ちょい小物感ありますが蟲魔王も含めどんな展開が待ってるのでしょうか?そして小物といえばユウキ。ヒナタともレオンとも戦わず、クロエも拉致していない。近藤と戦って死んだフリすらしていない。web版の見せ場をほとんどスルーしたばかりか、ギィの配下になり、リムルと共闘したまま洗脳され(フリ?)現在にいたった彼は14巻同様にラプラスを煽るだけで出番終了w実は全部ぼくが仕組んでたのさ的な力技展開も今となっては辻褄が合わない事ばかり。ユウキはどんな立ち位置になっていくんだろうか・・・。

 

・姉と弟

章タイトルのわりにヴェルドラとヴェルグリ姐さんの絡みは少ないwそれよりルドラが完全に自分のスキルであるミカエルに取って変わられていた。それに付き従うフェルドウェイ。そういえばミカエルは天使系のスキルを持った者を操るらしいのだが、思い浮かぶのはヴェルザードさんとクロエ。あとはレオン。クロエ?ヴェルザード?なんかweb版とシンクロしそうですね。それにしてもスキルに乗っ取られるとは・・・いや、シェルさんもすでに乗っ取ってるようなもんかw

 

相違点にも書きましたが、マサユキとルドラ、アゲーラと荒木白夜の瓜二つ問題が一気に解決しました。他にもリムル=ヴェルダナーヴァについてもweb版より進展があったような気がします。今回はみんな大好きヴェルドラソードの下りはなかったんですが、今後その可能性は高いと思うのでヴェルドラソードの出番を楽しみに、今はアゲーラソードでガマンしますw

それとリムル様激おこで終った割りにweb版ほど15巻は怒ってなかった。なろうより配下やヴェルドラと強い繋がりを構築した書籍では仲間への信頼度が増したって事なんですかね。冷静になるのが早かったです。でも悪魔召喚とか全力でしたけどねw

 

繰り返しになりますが配下同士とか絡みが今回は良かったです。エスプリとハクロウの会話なんてweb版じゃ想像出来なかったですよね。エスプリはガゼル王の治療したりゾンダにツッコみを入れまくったり、ソウエイに能力がバレたりweb版にない魅力を発揮していました。推しであるテスタロッサも今回は少しずつですがたくさんのキャラと絡んで活躍の場も多かったので満足です。門外でのヴェルグリ姐さん(分身)との白紅対決は優雅に描かれていましたね。

なんだろ?ディアブロだけはwebも書籍もディアブロなんですよね。まぁそれが良いのですが。安定しています。ウザさは増してますがw

 

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ディアブロとフェルなんとかさん。因縁あるようですが・・・