「転生したらスライムだった件」なろう版と書籍版の違い

転スラのネタバレオンリーです。書籍5巻以降のなろう版との違いを扱っています。

転スラ キャラ別 なろうと書籍の相違点 ヒナタ・サカグチ

※完全ネタバレです。自己責任で。

 

シズの教え子の1人。DVの父親から母を守るために父を殺したが、母親は父を失って壊れた。そんな15歳の時にこの世界にやってきたヒナタ。卑劣な盗賊などを躊躇なく殺すなど荒れた生活をしてる時にシズに保護される。しかし1ヶ月で実力がシズを上回った。シズから初めて「やさしさ」を教えられたヒナタは強くなった事でシズから疎まれる事を恐れシズの元を去った。その後、人々を魔物から守る聖騎士たちに感銘を受けルベリオスを訪れる。そこで神ルミナスを心迎し平等に仕事、衣食住が与えられてるルベリオスに理想郷を求め聖騎士になった。メキメキ頭角を現したが神ルミナスが実は魔王であると知り戦いを挑むが敗北。しかしそのルミナスに心酔し配下になる事になった。

まぁヒナタはなろうでも書籍でもそんな生い立ちを持った人物として描かれています。

 

そしてアニメ1期の最後の最後で顔見せ。2期の重要人物なのは間違いありません。

てか、最初のOPカッコいいのに出番なしとかガッカリですよね。

しかし、ヒナタはここから猛烈に話に絡んできます。

 

アニメ2期冒頭で訪れるであろうリムルとの戦い。なろうとの変更点はヒナタはユウキの干渉を受けてないという事。数年来取引して信頼していたダムラダからリムルの話を聞いた。教典の魔物は認めないという教えに背くように国を作ったズライム、魔国との取引をしようとする人々。無視できない事実だった。さらにシズを殺したと・・・・。

怒りを通り越し無感情ですらあったヒナタが圧倒、リムルは分身体を使ってギリギリで逃げることに成功した。ここまではなろうとだいたい同じ。

リムルとヒナタを対峙させるためダムララに情報を流したのはユウキだがダムラダには別の意図もあった(その方が大きい?)。

そしてここからヒナタも書籍ではなろうとは違う道を歩む事になります。

 

ダムラダに利用されていた事に気がつき、さらにリムルは死ななかったばかりか魔王になっていた。魔王の宴から戻ったルミナスから宴での詳細を聞きヒナタはリムルの話に聞く耳を持たなかったことを後悔する。そんな中、ファルムス軍に同行し生き残ったレイヒムがリムルからの伝言である映像記憶装置を持ってきた。「一騎打ちで勝負だ」。内容はそれだけ。実は七曜の老師が改ざんしていた(元々は和解を提案した上で納得しなければ一騎打ち的な内容だったが最後以外は消されていた)。

ヒナタは和解を前提に反対を押し切り一人で旅立った。のちにアルノー他4人が合流。冬なのに賑やかなプルムンドの街、とんこつラーメンにギョーザとライスを割り箸で・・どうやったら隣国の食堂にまで割り箸を普及させられるのか。そしてジュラの森を目指すと街道は整備され側溝もあり水はけバッチリ、冬でも凍らない。結界装置で外から街道への魔物の進入を防ぐ、無料の水のみ場は野営地(ほぼキャンプ場のノリ)、細かい標識、交番、宿屋、警備するホブゴブリン・・・やりたい放題だった。

情報で知っていても実際見るともっと凄かった。人との共存を望んでるのは間違いないのでなんとか話し合いでと思ったヒナタだったが七曜に踊らされて開戦してしまう。

リムルにやぶれたヒナタ。これで和解かと思ったら七曜によって瀕死に追い込まれる。七曜の目的はヒナタ暗殺だった。現れたルミナスによってヒナタは救われその場にいた七曜3人は滅ぼされた(ファルムスにてディアブロが残り3人討ち取った、日曜師グランのみ生存)。これでルベリオス、西方教会とも和解が成立した。それからは首都リムルにルミナス教の教会が建ち聖騎士達も常駐するようになる。

なろうに存在する「勇者育成なんちゃら」は登場しないので蟲というキーワードは出てこない。ユウキの干渉は一切なかった。

 

開国祭では子供たちの面倒を見て、そのままテンペストに移住する彼らの面倒も見るようになり子供たちからも絶大な信頼を得る。テンペストの西方評議会参加にも助力。地下迷宮ではサクサク100階のヴェルドラまで進みやぶれるもののすべての技をヴェルドラから引き出す健闘を見せる。その時ヴェルドラから「もう、終わりか。弱い、それで人類の守護者か、グわははは」などなど受けた屈辱を忘れない(それが伏線になる)。

ミョルマイルに100階一番乗りの報奨金の請求も忘れません。

アピトに修行をつける。ついに魔物の弟子も獲得。

そして運命の時間旅行。クロエについて書くので細かい所は省略しますが、ルベリオスでの音楽交流会にクロエも参加したことで日曜師グランことグランベルロッゾ最後の陰謀が始まった。それはルミナスが結界によって保護したクロノアの結界破壊とクロエの抹殺による完全なる勇者の復活だった。クロエをかばいヒナタは死亡する。その魂はクロエとともに2000年過去へと飛ぶ・・・・。ヴェルドラを封印した勇者こそがクロエとその肉体に宿ったヒナタだった。むしろ地下迷宮での屈辱を晴らすべくヒナタ主導でヴェルドラを翻弄し封印したのだった。手の内知ってるもんねwしかも当時のヴェルドラさんの方が弱いしwのちにヴェルドラに封印した時の事を本人にヒナタが語り「これで1勝1敗ね」「ぐぬぬ・・・」という流れになったけどwリムルによって現世に戻ってきたヒナタ。ヒナタがかえす事が出来なかった勇者の卵はクロエに残した(かくして前代未聞の勇者の卵2つもちになったクロエはあっさりかえして勇者爆誕となるのだが・・)

以上が14巻までの書籍のヒナタ・サカグチ。ずいぶんなろうと違うでしょうか。

それに準じて部下である聖騎士のみんさんの行動もけっこう変わってきてます。なにせ三武仙というなろう未登場の強者もいますから。未登場らしく3人はそれぞれリムル、ヨウム配下になりますけどねw

 

個人的には1~4巻までのヒロインはシズ。

5~11巻のヒロインはヒナタなのかなと思っています。

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アピトに修行をつけるヒナタさん